Twitterの思い出話とかする
誰かが何かを作ったり壊したり、日々少しずつ世界は変わっていくけれど、ずっとマイナーチェンジだ。朝目覚めたら根本の物理法則から変わっているなんてことはない。
2010年から10年以上Twitterを利用していて、いつのまにか自分の中ではTwitterも決して変わらない方の存在だと感じられてきていたけれど全然そんなことはなかった。
突如サービス名がXとなり、ツイートはポストと名を変え、トレードマークの青い鳥も消えてしまった。あまりにあっけない。
毎日のようにお世話になっていた通学路の弁当屋が潰れて新しくビルが建ったときみたいだ。最初感じていた寂しさはいつしか薄まり、しばらくすればビルが建つ前何があったのか思い出せなくなってしまったりする。
ということで、忘れてしまわないうちにTwitterの思い出を書き残すコーナーです。
映画の話
エヴァのネタバレは勘弁。だがしかし映画の好意的な感想はどんどん読ませてほしい。シン・ゴジラやカメラを止めるな!はTwitterで騒がれていたから公開まもなく観に行った覚えがある。騒ぎの火元を確認してから自分も騒ぎに加担するSNSムーヴ。それから映画情報を気にし始めたように思う。こうやって少しずつアンテナの数を増やしていくのが人生の楽しみみたいなところあるよね。
今は消えてしまったが透明ランナーというアカウントがあり、かなり信頼していた(※ これを書くため調べていたら別IDで最近復活しているようだ)。 映画クラスタの年ベストをまとめてくれていたり存在感があって、こういう情報から何本も観てきた。
漫画の話
深夜0時に更新された漫画を読んで、その感想を即座にシェアしたり検索したらできるのはいい体験だと思う。タコピーの原罪更新直後のお祭り騒ぎが記憶に新しい。
感情が昂ったときツイートしちゃう仕組みだから衝撃展開漫画は話題になるよね。本当にTwitterは強い感情を共有するのに良い場所だと思う。スポーツの試合や人気番組に対するリアクションも、大学の試験前の緊迫感も、沢山思い出がある。すごい一体感を感じるんだよな。今までにない何か熱い一体感を。風・・・なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、俺たちのほうに。
そして、やっぱり俺たちはいつまでも学生生活に囚われ続けていて、つい学園漫画に引き寄せられてしまう。最近だと僕ヤバ、少し前だとワタモテとか。ツイ4の妄想テレパシーなんかも更新のたび誰かがコメントしていた覚えがある。こう書くと、学生生活というか人間関係に対する不安から逃れられていないのかもしれない。他人の感想を読んでは不安を振り払い、ハッピーエンドを期待しつつ更新を待つ。
あと画像が4枚貼れるようになってもなお、一枚絵/漫画の文化が根強かった。100日後に〇〇する××は良いフォーマット。今思い出してもワニの最後が何故そこまで怒られてたのかは分からん。
知らんイベントの話
知らない場所が怖い。飲食店でも初めて入るところは怖い、勝手に席についていいのか/案内を待つべきなのかとか全然分からなくて不安になるから。そんな自分だけど、Twitterで少し空気感を感じられたことで行けた場所がいくつもあった。
DJプレイ観てみたいけどクラブ怖くて入れねえ〜と思っていたが↓こういう動画がきっかけで突撃できたことが記憶に残っている。みんなノリノリで良い空間じゃんね!
音楽くらいしか楽しいこと無いのにね#家だけにYeah pic.twitter.com/8wocuHFwxE
— ゆき (@yukipooooon) 2017年11月26日
短歌の話
リツイートの仕組みのおかげで予期せぬ出会いが多かったTwitter。嬉しい出会いの一つが短歌だった。
イラストとともに短歌を紹介する 食器と食パンとペンというアカウントがあり、それを見つけたのが最初だったように思う。それから同じ形式のサイレンと犀、イラスト無しのうたらばと潜っていった。
本当には思ってない「死にたい」が凄く現代的な表現だと感じて、それと短歌に対する古めかしいものというイメージとのギャップで一気に興味を惹かれた覚えがある。
7/26 もういやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい(岡野大嗣) pic.twitter.com/mFWhw4QrJc
— 食器と食パンとペン (@syokupantopen) 2015年7月27日
つかれたよ つつじの蜜に致死量があるならここで休めるのにな /岡野大嗣 #tanka #サイレンと犀 pic.twitter.com/TxOBm5G6Kz
— サイレンと犀/たやすみなさい (@silentsigh1412) 2015年4月24日
興味を持った方、このあたり取っつきやすいのでおすすめです。
ミームとかの話
一つ生まれたバズツイが様々なクラスタの文脈にアレンジされていくのは見ていて楽しかったな。
渋谷のJK100人に聞いた
— かわせみ (@kwsm_poke) 2018年12月22日
好きなポケモンベスト3
3位 イーブイ
「ちょ〜かわいい💕」
2位 ピカチュウ
「有名ぢゃん笑」
「小さい頃アニメでよくみてた😍」
1位 メガメタグロス
「常に上から3割を押しつけることができる」
「技選択によってどんな構築も崩せることができるカスタマイズ性が魅力」
渋谷のJK100人に聞いた
— ヨビノリたくみ😬 (@Yobinori) 2018年12月27日
好きな物理の式ベスト3
3位 運動方程式
「これしか知らなーい🤣」
2位 マクスウェル方程式
「有名ぢゃん笑」
「ちょ〜かゎいい😍」
1位 ゆらぎの定理
「順過程と逆過程にこれほど綺麗な対称性があるとは思わなかった」「平衡近傍に適用すると線形応答理論を導けるのが凄い」
渋谷のJK100人に聞いた
— セイヤ (@aSanityMouse) 2019年1月10日
好きなシガーの技ベスト3
3位 レインボー
「カッコいー😍」
2位 大回転
「これしか知らなーい🤣」
「よく見かける笑」
1位 2-2バランス
「4シガーボックスの最先端をいっている」「地味ながら自由度はダイヤ系よりも高い」「基礎を突き詰めるその精神に感動」
ネタツイの話
基本的に嘘が好きだ。嘘つけよ!って笑えるやつが。短歌にもそういうものが多くあり、それで好んでいる側面がある。Twitterには沢山嘘が転がっているので嬉しい。存在しない回botみたいなね。
フリースタイルダンジョンで、チャレンジャーのイマクニ?が先攻の1ターン目でポケモンを151種類言いきってしまい、2ターン目で何も言えなくなってしまったところにACEの「カビゴン カブト サイドン 無言」というパンチラインが入りクリティカル負けした回
— 存在しない回bot (@naikaibot) 2019年10月4日
最近聞いた1番イカす陰謀論は、皇居ランナーは弱まりつつある皇居の結界を強めるための国家プロジェクトってやつです。
— 金巻ともこ (@tomoco) 2014年1月9日
『皇居ランナーは弱まりつつある皇居の結界を強めるための国家プロジェクト』みたいなさ、みんな嘘だと分かってて笑ってた陰謀論好きだったんだけど、本格的に怖い言葉になってしまった。それで、最近はしょうもない陰謀論みたいな嘘を集めている。
小梅太夫のネタに脈絡が無いのは、世界の真実を話そうとして“干渉”されているかららしい
— 虎猫 (@nekotora77) 2020年2月5日
フワちゃん、1人だけが世界終末のシナリオを知っていて絶望のあまり道化師を演じているだけらしい。
— NTT研究会 (@ZEZE5_NTT) 2020年12月1日
他にも積読を正当化する屁理屈ツイートとかとかハチャメチャ映画評ツイートとか収集しているものがある。
あと嘘ではないけど、流れてきた替え歌ツイートを収集している。今夜はブギーバックの替え歌とか定期的に流れてきますね。
ダンスフロアに華やかな光
— 凡平 (@bompies) 2017年2月12日
僕はずっと仕事場で業務中
ダンスフロアに 神々の怒り
— ぴこりずむX (@picopy303) 2020年10月10日
店の中で吐かない
— 井上真也 (@pyonmasa) 2017年8月11日
駅の前で吐かない
I'm looking for a perfect sky
こういうの探そうとしても中々見つからないんだよね。ましてTwitterがなくなってしまったら、一体どうしたらいいんだ。助けてくれ。
終わりです。